2022年11月20日日曜日

「香月経五郎・三郎伝」出版の遅れ

 五ヶ月ぶりにブログを再開したら、二人の友人から連絡をもらった。

「本は出来たの?アマゾンで買えるの?」との、ありがたい問い合わせである。

じつはまだ、完成していないのだ。

「11月あたりに出版の予定だったのだが、なにせ知っての通り、僕は漱石や司馬遼太郎の流れをくむ作家だろ。手書きの原稿用紙に書いているので、出版社の方が校正に手間取っていて来年の2月か3月頃の出版になりそうなんだ」と弁解している。

長野県諏訪市にある鳥影社という筋の良い出版社が引き受けてくださっているので、出版できるのは間違いない。当初、編集長の方に手書きの原稿ですといったら、「今は95パーセントの作家がワードで原稿を送ってきます。手書き原稿は校正に手間と時間がかかり、校正担当者が嫌がるんですよ」と笑っておられた。

編集長は立派な方で、今なお親切に対応していただいている。ただ、校正担当の方から、「嫌な作家だなあ、たいしたこともないのに、作家気取りで手書きの原稿などを送ってきやがって」と嫌われているような気がしている。

それでも、近々二回目のゲラが私の手元に届く予定だ。三回くらい校正をやり直し来年の早春には出版できると思う。

ささやかな作文なのだが、一冊の本にまとめるのは結構骨の折れる作業だと感じている。

このような次第で、このブログを通じて、読者の方々に出版の遅れを報告して、お詫びを申し上げたい。

令和4年11月 田頭農園の干し柿









0 件のコメント:

コメントを投稿