2021年7月1日木曜日

ヘッドハンターから見た成功する人物

 金融専門のヘッドハンターになって30年以上が経過し、二万人を超える方々にお会いした。どのような気質・資質の人が成功しているか、観察する機会に恵まれたといえる。

面白いことに、候補者とクライアントとは往ったり来たりする。若くて有能な方をVPとして外資系金融にご紹介したとする。数年たってマネージングディレクターに昇格され、「良い人材がいたら紹介してください」と声がかかり、クライアントに変身する。この時がヘッドハンターとして一番嬉しい。

逆の場合もある。いままでクライアントだったMDが、「今度来た外国人の支店長とはウマが合わない。転職したい」と急に候補者になったりする。このような往ったり来たりが、30年間に同じ人で、4回も5回も発生することがある。これもこの仕事の醍醐味の一つである。


よって、これから述べることは私の考えではない。観察者が見た統計的な事実、だと思っていただいて良い。ヘッドハンターは数多くの人にお会いするが、べったり・しつこいつきあいはしない。つかず離れずというか、サラリとした関係である。

ただ、互いが好意と信頼感を持った場合、その関係は長く続く。友人として、転職のみならず人生相談に乗ってあげたり、また逆に私が乗っていただいたり、時には趣味の話をしたり、お互いが信頼感と好意を持って、少し距離を置いて、気にし合う関係である。

このような関係の人が数百人いる。今までにお会いした人の2-3パーセントぐらいであろうか。そんなに高い割合ではない。30年ー20年にわたってこのような関係が続いている人が100人ほどいる。どういうわけか、これらの方々の中に成功者が多い。


これらの成功者には共通点があることに、近頃気がついた。そこを書いてみたい。14年ほど前に私は農作業に関するエッセーを出版した。この時もこのことについて触れた。基本的に大きな変化はないが、それ以降の経験を含め、今回、多少の改正・加筆を加えた。

ここで言う、「成功者」という意味は、ポジション的に高い地位に昇り高給を得ているだけの人を言うのではない。この二つは重要である。でもそれだけでは決して成功とは言えないと思う。

それらの成功を得ながら、同時に、周りの人たちから信頼され、家庭生活や趣味などを含め、心豊かに人生を前向きに楽しく生きている人のことである。

七つか八つほどに、まとめてみたい。













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